北海道地震

9月6日未明に発生した震度7の大地震。

もの凄い振れの後の停電。

それが北海道全域だったことを知ったのは

夜が明けて、また暗くなったころだった。

唯一の情報源は「ipad」

アプリのラジオとヤフーニュースを繰り返し、情報収集。

私のiphoneは「圏外」のまま。

 

電気のない世界がなんと不便なものだろう。

テレビはもちろん、携帯の充電、パソコンの充電

冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、扇風機、クーラー

トイレのウオシュレット、ドライヤー

ボイラー、金魚の水槽のろ過機、家の固定電話、

IH、コーヒーメーカー、湯沸かしポット、

普段当たり前に使っている電気の有難さ、

電力のない世界の不便さを痛感した。

 

けれどもウチの場合、水とガスが使えるという幸い。

(マンションなどの集合住宅は断水で、10何リットルもの水を

階段で12階まで3回運んだ。など・・・)

水洗トイレを流せる、顔を洗える、歯磨きができる

お茶碗を洗える、水が飲める。

なので生活には困らなかった。

 

ただ、飲食店を営んでいる上で一番大切な

お客様とのライフラインが遮断されている。

地震発生当日ご予約を頂いていたお客様には

微弱電波の携帯でキャンセルのお願いの電話をかけたが

ほどなくして、圏外に。

 

夕闇が暗闇になり

余震が続く中、恐る恐る布団の中へ・・・

やっぱり眠れない・・・

 

 

大地震から2日目の朝。

集合をかけた訳ではないけど、スタッフが店に集まってくれた。

それぞれの安否確認後、冷蔵庫や冷凍庫に

ストックしている食材の確認。

冷凍庫は頻繁に開け閉めしなければ停電でも

1~2日は大丈夫そうだった。

みんなの車中で携帯やipadを充電。

誰でも使えるように店の外にある水道に

長いホースを付けて解放した。

 

 

 

 

 

 

 

大きな交差点では、警察官の方々が

手信号で車を誘導してくれてる。

有難い事です。

 

また暗闇が訪れた頃、見上げた空の星の数に驚いた!

懐中電灯を消して、しばらく見上げていた。

 

「地震による停電でご迷惑をお掛けしております。

復旧に向けて作業をしておりますが、まずは

病院、避難所を優先させて頂いております。

復旧までもうしばらくお待ちください」

 

暗闇の中スピーカーで住民に向かって説明しているのは

北海道電力さんだろうか・・・消防隊員の方だろうか・・・

きっと不眠不休で作業してくださっているのだろう。

有難い事です。

 

 

 

 

 

 

 

カセットコンロで沸かしたお湯で

カップラーメンをすすり、お腹を満たし

万が一に備えた一式を入れたリュックを玄関に備え

キャンドルライトで就寝しようとした

その時、家中の電気が付き始めました!

電気の復旧に1週間くらいはかかると言われていたのに・・・

当たり前の電気がこんなにも有り難い。

北海道電力さん、有難うございます。

 

携帯の電波も復活。

こちらの状況の心配をしてくれた方々の

メッセージが次から次へと受信されます。

有難くて有難くて泣けてきました。

 

行方不明の方の捜索作業が続いていたり

復旧作業に追われていたり

余震の心配もある中での作業、頭が下がる思いです。

消防隊員の方、自衛隊の方、警察の方など・・・

夜を徹して復旧作業等にご尽力下さっているすべての方々へ

敬意を表し心より感謝いたします。

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